虫の知らせって言うのはこういうことを指すんだろうな。

ある日、僕の心はブレーキがかかってしまった。

例え、許すことはあっても　

全てを開くことはもう、無い。

あんなにこっちからも連絡を絶っても　

連絡してくるのは

僕を必要としているからじゃなかったのか？

僕とアキはブログで知り合った。

その後、セックスレスのSNSも共にアカウントを持っていた。

僕も彼女も参加だけで日記は書いてなかったので久しぶりにログインしてみた

日記なんて書かない彼女が単にいるだけのＳＮＳに覗いてみた

それは　パンドラの箱だった。

開けてはいけなかった　見るべきでなかった

よく胸がこみ上げて熱くなるというがそれは本当だ

心臓の鼓動が大きく打ち　見る見るうちに心臓辺りが熱くなるのがわかった。

「　えっ？　なに？　これって僕とのことじゃないよね　なんで？　いったいどうなってるの？　」

そこには　婚外で元彼と最近復縁したアキの日記が書いてあった。

それを見てからは憶えていない　頭がくらくらして　いきなり熱が出て力が抜けてしまっていた。

なにもやる気を失ってしまった。

食事も喉を通らない　どうやっても吐いてしまう

別に　俺じゃなくても　よかったんだ。

あの、日々は一体なんだったんだ。

みるみるうちに自分の価値が消えていった気がした

…もう、いいや。　なんでも。